こんにちは!OOPartsスタッフです。
みなさん、美少女ゲーム遊んでおりますでしょうか!
この記事を読んでいる皆様はおそらく美少女ゲームを遊んだことのある、もしくは遊ぼうとしている…このどちらかのはずです。
その中でも、現役でどっぷり遊んでいる人、いろんなコンテンツと合わせて器用に遊んでいる人、本当はもっと遊びたいけどその他の事情で中々遊べない人…いろいろな方がいると思います!
そんなみなさまにお聞きします。
「美少女ゲームの魅力とは?」
と、聞かれたらみなさんはどのように答えますでしょうか…?
………
……
…
中々ポンと出てきませんよね…!
もしくは「沢山ありすぎて選べないぞ!」なんて方もいるのではないかと思います。
私自身も全くもってその口で、何からお話したらいいのやら…と思ってしまいます。
そんな私ですが、今回はひとつのテーマに絞ってお話をさせていただきます。
それは「声優さん」です。
この声優さんという要素は美少女ゲームにおいて大事なのは言うまでもないですが、
そんな声優さんをシリーズで紹介させていただきます!
声優さんごとのご紹介は次回からとし、今回は一歩離れた枠組みで声優さんの魅力に触れていければと思います。
それではどうぞお付き合いください。
- 美少女ゲームにおける声優さんという存在
- 声優さんの演技ってすごいと思った瞬間
- ”声”の重要性を感じた瞬間
1. 美少女ゲームにおける声優さんという存在
私自身美少女ゲームは500本以上遊んでいますが、声優さんという存在が作品に与えている影響は言葉で言い出したら…もうキリがないほどあると思っています。
その中でも、私はこの2点と考えています。
- 時間の積み重ねが生み出す愛着
- 進行方法ならではの、演技が与えるイメージ
Ⅰ.時間の積み重ねが生み出す愛着
美少女ゲームはちゃんとしたフルプライスだと、10時間を超えてくるものが多くを占めています。
他のコンテンツと比べても…そうです、決して短くない時間ですね。
そんな美少女ゲームを構成する要素としては、テキスト(シナリオ)、BGM、立ち絵、ボイスetcとありますが…身も蓋もない話をするとテキストがある以上、ボイスは必須ではないのです(笑)
現に2000年前後まではボイスがない美少女ゲームが当たり前でしたし、今ですら同人作品などはボイスがないのも多いです。これでもしっかり美少女ゲームです。
それでは、ボイスが与える影響はなにか。
それが「時間の積み重ね」です。
ただテキストを読めば済む(語弊あります)のに対し、声優さんが演じられる声で聴く…これにより時間はかかりますが、キャラクターへの愛着がより増すと感じます。
私自身は気になった所は何度でも読んでしまいますし、好きそうな一連の会話はバックジャンプしてセーブしていつでも見られるようにしたりして、いつでも浸れるようにしています(おかげでセーブデータが沢山…笑)。
(最近はSS文化も定着しましたね。セーブより気軽にできたりする作品もあり、いい時代になりました。)
ですので、私はボイスがある作品を好んで遊んでおります。
Ⅱ.進行方法ならではの、演技が与えるイメージ
美少女ゲームの進行方向もまた、他媒体に比べると独特だと思います。
アニメは表情がちゃんと動きますので、視覚としてわかりやすい情報があります。
ライトノベルは文章が大半で挿絵が少々ですが、地の文の面白さや間があったりして面白く読める工夫がされています。
一方で、美少女ゲームはしばしば「紙芝居」なんて表現されています。
私はあまりこの表現が好きではないのですが…なんだかんだ言ってこれが一番伝わりやすいんです(笑)
そんな紙芝居ですが、ボイスひとつ加わるだけで感じ方が全く変わってきます。
声優さんの素晴らしい演技だからこそですが、立ち絵と3行程度の情報では補いきれない部分を絶妙に押さえられているなと感服しちゃいますね。
このおかげで何倍もゲームを楽しめていると思っています。
美少女ゲームを続けている理由の一つでもありますね…!
2.声優さんの演技ってすごいと思った瞬間
これも挙げたら止まらない話題です。
ここでも2点紹介させていただきます。
- シーンの臨場感
- 演じ分け
Ⅰ.シーンの臨場感
やはり18禁美少女ゲームの場合はこれにつきるかなと思います。
声優さんの努力が本当に素晴らしいです。
聞きかじりですが、もう日々の研究に尽きるらしく、腕や指、握りこぶしなど体の様々な部分を使ってどこでどういう音が出るかを追究しているとのことです。
他にも小道具も用いているそうです。
こんにゃくやゼリーから…ソーセージなんかも使うそうです。
それもソーセージは味があるので唾液も出やすく、理にかなった小道具とのことです。
そうしてあれほどの臨場感が生み出されていると考えると、ただただ感服です。
あと、もうひとつだけシーンの臨場感ということでご紹介します。
「euphoria」という作品がCLOCKUPさんから発売されていらっしゃいます。
(©CLOCKUP)
あの作品の個人的な評価の半分は声優さんの演技にあると断言できます…!
どちらかというとハード寄りのシーンが多いあの作品ですが、曖気(直接表現は避けました。検索してみてください。)等のボイスもしっかり収録されています。
私は正直言いますとそういった表現は性癖ではないですが、そんな私ですら好き嫌いがどこかにいってしまう程度には驚嘆を禁じえませんでした…!
演技ももちろんも面白いので、大丈夫そうな方はプレイしてみてはいかがでしょうか。
にしてもこのeuphoriaという作品、最大の魅力というか熱狂的なファンが多い理由はハード表現と物語の進行につれてゾクゾクするような展開の両立が魅力です。
ちょっと前にいかがでしょうか…などとあっさりした紹介で終えてしまいましたが、こういった表現が問題なければ本当に楽しめる作品だと思っています!
Ⅱ.演じ分け
美少女ゲームでは作品内での複数キャラ出演そのものはさほど珍しくはないことです。
双子のキャラクターを同じ声優さんが演じていたり、複数の登場人物を同じ声優さんが演じていたり…。
その中で、私が特に感動した演じ分けについてここで紹介させてください。
それは「ものべの」というLoseさんから発売された作品です。
(©Lose )
この作品の沢井 夏葉というキャラクターを杏子御津さんという声優さんが演じていらっしゃいます。
この作品のあらすじについて触れておきます。
人間と妖怪が共存する田舎の村が舞台で、六年ぶりに帰省した主人公と妹を取り巻くお話です。
そんな規制した主人公たちがこの村の夏祭りを迎えると……なんと妹の夏葉が異常成長。
一体夏葉の異常成長は病気かそれとも…この謎を追っていくといったお話です。
そしてこの異常成長ですが、実は作中であまりにも異常成長して端的に言うと老いてしまったりもします。
ですが、それらはすべて、「杏子御津さんお一人」で演じられています。
ただでさえこういう描写は、イメージ崩壊やらの諸々の事情で控えられているのに、真っ向から挑戦し見事に演じきった杏子御津さんを、本当にこのときは尊敬しました…!
前述の演技力はもちろん、田舎の雰囲気が丁寧に表現されており、先の謎を追っていく中で少しずつ謎が解明されていく展開なども含めてとても面白いと思っています。
少しだけ長い作品ですが、ぜひ遊んでみてください!こちらOOPartsで遊べちゃいます!!
3. ”声”の重要性を感じた瞬間
「2.」と少し被る部分ではありますが、ここで触れておきたい作品がひとつあるのでぜひ紹介させてください。
「SEVEN-BRIDGE」というライアーソフトさんから発売された作品があります。
この作品は、7つの橋を越えて終着駅にたどり着いた時、必ず願いが叶う列車に乗った主人公のお話です。
ネタバレになるので多くは言えませんが、この作品は“声”が重要なポイントの作品です。
メインヒロインのエマっていう女の子ですが…なんと喋れません。
そのため基本は吐息なのですが、それですら少しずつ違いに気づいてくるあの感覚は癖になります。
そんなキャラクターもいれば、ナレーションがあの青山ゆかりさんです。
また、演出も凝っており、表示されるテキストと流れる音声が違うシーンもあります。
テキストとして書いていない音声や台詞が流れたり、地の文にかぶせて音声が流れたり…つい飛ばしたりすると聞けなくなってしまいます…!
こういった読ませる工夫がまた、この作品を面白さだと捉えています。
もちろんバグではなく演出で、そういう個性はライアーソフトさんらしいです。
ストーリーはある一点のおかげで本当に賛否両論ですし、私も思う所はあります。
ですが、なにより声優さんの演技が光る作品でした。
こちらもOOPartsで配信しています。
万人におすすめこそしにくいですが、さほど長くない作品なので興味がある方は遊んで見てください。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました!
氷山の一角ではありますが、私なりに声優さんの魅力というか普段思っているすごいなって感じる瞬間を書いてみました。
少しでも共感していただけたのであれば嬉しく思います…!!
さて、次回からはいよいよ、声優さんごとの紹介に移りたく思います。
皆様の好きな声優さんを上手に紹介できるよう頑張って書いてまいります…!
それでは、また次回お会いしましょう!!